またかなりほったらかしてすみません。
雨が降ったり晴れたりしているうちに秋が近づき、あっという間に各地からキンモクセイの香りの便りが聞かれるようになりました。例年通りチンキ用の花の収穫をしなければならないのですが、何かとバタバタしているため、行けるのは早くて週末のことになりそう...。花が保ってくれるといいのですが。昨年のチンキを越して、今年のキンモクセイ香水作りの準備もしなくてはなりません。
ちなみにこれは去年の写真。
そんなことを思いつつ、ふらふらと検索をしていたら面白いまとめを見つけました。
「金木犀の香り」と謳っている香水や芳香剤よりも幼稚園のときに使っていたでんぷんのりの方がよっぽど金木犀だと思って調べた結果(togetterまとめ)
フエキ糊…。懐かしい名前です。確かに幼稚園や小学校で工作に使ってましたが。
あの糊がキンモクセイの香り?
残念ながら不易糊工業さんのサイトでは香りについての記述は見つけることができませんでしたが、wikipediaにはそのように書いてありますね。
ちなみにこの糊は明治28年(1895年)に誕生したのだそうです。なんというロングセラー。
というわけで、これは試してみなくては、と買ってきました。
文房具屋さんで80円(税抜)です。安いですね…。何でも100均で買う習慣を改めよう。
青やピンクのパッケージもありましたが、フエキ糊はやっぱり黄色でないとね。
わくわくしながら蓋をとると、ふわっとキンモクセイが香りました。やっぱり噂じゃなかった!合成香料だとは思いますが、それなりによい香りです。
おそらく精油は入ってないでしょう。こんなに廉価で大量に販売されるものに、生産量の少ないキンモクセイ精油が使われるとは考えづらいですから。たぶんその昔トイレの芳香剤として人気があったキンモクセイの合成(調合)香料と同じようなものが使われているのだと思います。こう書くと良いイメージを持てない方がいらっしゃるかも知れませんけれどね。用途がトイレっていうだけで、香り自体は別に悪くないものでしたからね。
「うちにあったのは香らない」というコメントもありましたので、ひょっとしたら開封後時間が経ったら香りが薄れることがあるのかもしれません。機会があれば新しいのを購入された際に香りを試してみてください。
これでフエキ糊にキンモクセイの香りづけがされていることは確認できましたが、残念ながら自分が幼稚園や小学校で使っていた時代にこの香りがしていたかどうかについてはまったく記憶にないのです。
人並みに糊を使う工作もしてたと思うのですが、忘れてしまっているのでしょうか。何しろ昔のことですし。
もしかしたら私が小さいころはまだこの香りがついてなかったのかな。キンモクセイの香りがつけられているということ以外の資料がない状態なので想像することしかできません。
いずれにせよ思わぬところでキンモクセイの香りを感じることができるのですから、これからは郵便物の封には必ずフエキ糊を使おうと思っています。
ちなみに不易糊工業さんの商品にはコスメもラインナップされており、ハンドクリームやリップクリームなどを作っておられます。ですがこちらは「無香料」を謳っておられますのでキンモクセイの香りはついてないようですね。ちょっと残念。
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