先日のハッカ油やペパーミントの使いすぎについての記事。しつこく続きます。
注意して使いましょう、ペパーミント精油(1)
注意して使いましょう、ペパーミント精油(2)
猛暑が続く中なんとか涼しくなりたいという気持ちはわかりますが、大量にお風呂に入れるとか皮膚に塗りたくるとかやってえらいことになったという失敗談が散見されます。
ユニットバスの狭い湯船にハッカ油の中身を全部投入して入浴したら、寒さと痛みに襲われ失禁してしまった。
暑さのあまりハッカ油を体に塗りたくった結果
(togetterまとめでしたが削除されている模様)
リンク先の方々は今は元気みたいだし自虐的に笑いとったりする余裕もあるしで何よりですが、もうちょっと年配だったり血圧高かったりご妊娠中だったりしたら本当に本当に洒落にならないことになってた可能性もあるので本当に注意してください(大切なことなので「本当に」を連打してみました)。
大抵こういう間違いが起きてしまうのはハッカ油が多いみたいですね。ペパーミント精油ではあまり聞かないように思います。ハッカ油の方がずっとお安いので大量使用のハードルが低いのでしょうかね。それと製品によってはドロッパー(1滴ずつ出る中栓)がないものもあるからどばっと出ちゃうのかな。
お恥ずかしい話ですが、私はずっと昔にペパーミントでやらかしたことがあります。ある部位の痛みにとても良く効くので原液塗布(数滴ですが)していたんですが、ある時いつものように痛くなったので塗ってみたところ、おさまるどころか酷くなりのた打ち回ったという黒歴史。こういうものを自己判断で使ってしまうのは本当に怖いなと実感しました。
そもそも薬局方のハッカ油は何に使うために売られているのか、と製薬会社のサイトで調べましたら「矯味・矯臭剤」と掲載されています。
効果効能、用法用量の欄には
芳香・矯臭・矯味の目的で調剤に用いる。
また、ハッカ水の調剤に用いる。
とあり、薬の味や香りを調整するものとして使われるので、一度の使用量は多分ほんのちょっと。大量使用はまったく想定していないのです。参考サイト様
※ハッカ水とはハッカ油を精製水に飽和させろ過したもの。うがい薬などの水薬の矯味、矯臭に使われるのだそうです。作り方は薬局方に記載されていますが一般的にハッカ油2mlに対し水は1000ml。0.2%です。これだけでもすごく薄くして使うものであることがわかりますよね。
あ、それとハッカ油は「第4類危険物」に指定されています。「引火しやすい液体」ということですので火気厳禁です。参考サイト様台所に気軽に撒けるものじゃないんですよ。
そして色々とハッカのことを調べまくってハッカ脳(メンソール)の生成に興味がわいてしまい、北海道の北見ハッカの記念館に見学に行きたすぎてもだえている件。いつか富良野のラベンダー巡りと合わせて行けたらなあ。しかし北見市はちょっと遠いですね。選択肢の一つが札幌から飛行機だったりするんだもんなあ…。
続きを書きました。
注意して使いましょう、ペパーミント精油(4)
注意して使いましょう、ペパーミント精油(5)
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