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まだハッカ油の話題続きです。しつこくてすみません。
それだけいじり甲斐のあるネタだと思ってください。
注意して使いましょう、ペパーミント精油(1)
注意して使いましょう、ペパーミント精油(2)
注意して使いましょう、ペパーミント精油(3)
注意して使いましょう、ペパーミント精油(4)
さて、以前のエントリでG対策にハッカ油を室内に撒く方がいらっしゃるけれども個人的にはあんまりお勧めしないよというようなことを述べてきました。その理由のひとつ、「床材などの塗料をはがしてしまうかも」に関するお話です。
精油は基本的にガラス瓶(それも遮光瓶)でしか保存しません。プラスチック類を溶かしてしまう可能性があるからです。その作用が一番顕著なのは柑橘系精油でして、オレンジ精油などはその作用を応用して油汚れ系の洗剤に使われているくらいです。
では今まで気にしたことがなかったけれど、ペパーミント精油やハッカ油ではどうなんだろう?と試してみましたのが以下の写真。
発泡スチロールに1~2滴落として、溶けるかどうか試してみます。右がハッカ油、左がペパーミント精油です。発泡スチロールは押入れから掘り出してきたものですが、鋏を使わずに手でぶち切ったのでお見苦しくてすみません。
落としてから10分足らずでどちらも穴があきました。
これがオレンジ精油なら10分なんていわずに落とした瞬間からみるみるうちに大穴、という感じなんですがペパーミントやハッカの場合はもう少しだけ緩やかです。しかし十分「床や壁への原液散布はお勧めしない」といえる破壊力ですね。
もちろん発泡スチロールを溶かすから直ちに住居の塗料に影響がある、とは言い切れないでしょう。しかし大丈夫という保証もないわけです。どのくらいの量なら、どういう塗料なら、とかいう資料もないんです。
もちろんメーカーに訊いたってわからないと思います。そういう用途の為に作ってるんじゃないですから。知りたければ自分でひとつひとつ検証していくしかないんです。人体への影響も怖いですが、大事なお住まいの床や壁が一部だけボロボロになってしまうのも悲しいですよね。
高濃度での直接散布はとりあえず止めましょう。コットンにふくませてガラスの皿に入れて置いとくなんてどうですか?(陶器のお皿は釉薬への影響がないとも限らないのでお勧めしません)
上の写真のガラス皿は実験器具のシャーレです。シンプルだし丈夫なのでひとつ持っているといいですよ。東急ハンズなどで買えます。
ハッカ油を切らしていたので今朝近所の薬局で買ってきたんですが、ちゃんとドロッパーがついているのがありがたい。健栄製薬さんすごい。
アマゾンではハッカ油505円って安いなあ。近所の店では同じものが800円くらいしましたよ!
20mlも入ってこの価格なんだからみんながハッカハッカ言うのがわかる気がします。
プラナロムのペパーミント精油は10mlでこのお値段ですものね…(まあそれでもこちらの方を使わねばならぬ局面というのがあるのですよね。仕事にしていると)。
また続いています。ハッカ油のこと。
やはり気をつけて欲しいです、薬局方のハッカ油
ハッカ油はどのようにして作られるのか
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