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前のエントリとは日程が前後してしまいますが、大阪の勉強会アロマフィールズさんで長島司先生のLLiオイル講座に参加してきました。

LLiとは「Liquid-Liquid-infusion」の略。
植物の油溶性成分を液体同士の性質を利用して植物油に移行させインフュージョンオイルを作る製法です。具体的には無水エタノールで作った植物チンキからインフュージョンオイルの濃縮版みたいなエキスが採れるのです。
チンキのままだと石鹸やクリームなどには使いづらいんですが、この製法でやれば植物の有効成分を効果的に取り出せて、かつ「油に溶かすことのできる液体」になるわけですね。

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チンキに植物油や水を加えて攪拌したところ。
黄色いのはカレンデュラ、グリーンはローズマリーなんですが何だか別の美味しそうなものに見えてきたという声がちらほら。

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最終的には専用のろ紙で濾して出来上がり。
このろ紙には決まった折り方があるのですが不器用な私はどうしてもきちんと折れずここが一番の難関だったという…。情けなや。
ちなみに、こんなのみんな簡単にできてるのかなーと帰宅して検索してみましたらたたみ方がたくさんヒットしましたので私だけではないんだなと少し安心しました。

ろ紙など少し道具が必要となりますが、蒸留器や特殊な溶剤を使わずに手軽にできる手法ですので、これから色々試してみたいなと思ってます。早速使い切れず物置に眠っているチンキの棚卸しから…(なんかいらんもの見つけ出して余計な手間がかかりそうではありますが!)

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マンツーマンのフリースクール制ですのでお仕事が忙しい方でもご自身のペースで勉強していただけます。トリートメントや精油の割引、アロマ本の貸し出し等各種特典もあり。
無料説明会も随時承っておりますのでお気軽にどうぞ。
詳しくはこちらから

すいませんけど無断転載はおやめくださいね
(念のためしばらくこちらからもリンクしておきます)

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綺麗なピンクの花びらがクール宅急便で届きました。
静岡県の鍋島ハマナス園さんのハマナスです。通販されているのをFacebookで知り慌てて注文しました。

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ハマナスRosa rugosaはこんな花。北海道でよく見かけましたが、九州には入ってきていないらしく福岡では辛うじて植物園で咲いていました。あまり暑いところが好きじゃない植物のようですね。

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とりあえずは蒸留、話はそれからだ、と蒸留器に移しはじめたのですがなんとまあ素晴らしい香り!ダマセナやセンティフォリアにも劣らぬ優雅でふくよかな香りです。ここは何処?まるで天国!と浮かれまくる我が身のお手軽さ。

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花びらの下の水(沸騰させて蒸気にする水ですね)に色がついてきました。蒸留しているとこの水に植物の色素が落ちて染まるのですが、びっくりするくらい綺麗なピンク色です(この部分は大抵その晩のお風呂行きとなります)。

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蒸留の残りの花びらでも色々作りました。水に浸けただけのフレーバーウォーター、無水エタノールのチンキ、五島の椿油を使った浸出油、右端のはおまけにいただいたローズマリーとタイムのフレッシュハーブをオリーブオイルで漬けたもの。なんか料理に使います。
チンキはアルコールを注ぐとみるみる色が薄くなりました。色素が抜けたんでしょう。香りがうまく出てくれると良いのですが。

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しばらく前のこと、「お風呂用」と銘打ったバラの生花を買いました。そのままお湯にうかべて優雅な気分にひたってください、というものなんでしょうが残念ながら香りが弱い。多分農薬などかけずに育ててあるのだろうに勿体無いな、ということでバスポプリを作ることにしました。

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乾かすと嵩がだいぶ減りピンクが濃くなります。湿度が高かったせいか黄ばんでくるのも早いようです。

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完全に乾いているように見えても湿気が残っていることがありますので、緩い熱を当てて仕上げます。これは何度か登場している 食器乾燥機。食器以外のものを乾かすのに人気という不思議な機種です(レビュー参照のこと)。
写真の為に蓋を開けています。すっかり乾いてコーンフレークのようにパリパリになるまで熱を当てます。

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ポプリは必ず何種類かのハーブやスパイスを混ぜて作ります。
今はあまり使われなくなった言葉ですが、ポプリの和訳は「雑香」と書くんです。つまり「色んな香りが混ざり合ったもの」がポプリなのですね。ですから一種類だけのドライハーブではポプリと呼べないわけです。たまにラベンダーなど一種類のみのドライを「ポプリ」と称して販売されているショップがあったりしますが、実はあれは間違いです。

今回は先日ドライにしておいたレモンバームとカモミールを混ぜます。バラのドライとの割合は3:1:1くらいでしょうか。

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ダイレクトに広口ビンに詰めつつ精油を垂らします。ベルガモット、ゼラニウム、サンダルウッドを各3滴ずつくらい加え、木のスプーンで軽くかき混ぜます。

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このポプリはお風呂に使うつもりなので、荒く砕いた岩塩も混ぜました。写真ではちょっとしか入っていませんが、このあともっと沢山入れています。

5日~1週間程度香りをなじませて完成です。
お風呂に入れるときには一掴みくらいの量を布に包みますが、オーガンジーで作った袋なんかに入れると雰囲気が出て楽しいです。思ったより沢山出来たのでしばらく楽しめそうですね。

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昨日の記事で書きましたハカタユリを見に福岡市植物園に行ってきました。
このユリ、原産国は中国で安土桃山時代くらいに日本に渡来しており、「ハカタユリ」の名はまず博多に入ったのが最初だからとのこと。博多でたくさん咲いていたから、じゃないんですね。もしかしたら生育に適している土地ではなかったのかも知れません。

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ハカタユリがあるのは「紅葉樹園」のゾーンです。
展望台前広場の近くにも数本ありますが、今の時期あまり人が行くことがない紅葉樹園の方に下っていくと、もう少し広範囲で植えられているのを見ることができます。

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「テッポウユリに似た花」とありましたが、確かに良く似ています。咲き始めはやや黄色がかっていてこの時に芳香があるとのこと。開いていくと白っぽくなりますが、香りも薄れていくとのこと。

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なるべく黄色味を残している花を選んで香りを試してみたのですが、涼しげで甘い良い香りではあるものの、かなり弱いです。これから精油を採取するのは溶剤抽出であっても難しそうと思ってしまうくらい薄い香りです。香料を集めていた頃はもっと強い香りであったのでしょうが、現代では栽培が難しくなってしまったこのユリ、咲くだけで御の字というべきかも知れません。

種の保全のため、植物園では近隣の園芸愛好家の方に球根を分け育ててもらっているそうですから、ひょっとしたらそういうところで育ったものものには香りの強いものがあったりするかも知れませんね。

派手な花ではありませんが、形も色も清楚で個人的にはとても好みのユリです。茎が細く葉も小さめのところがイタリアのマドンナリリーを思い出させてくれて好ましいです。あとは香りがもう少し強ければ言うことないんですけれど。
まだ蕾がありましたのでこれからしばらくは花が楽しめると思います。広場より紅葉樹園の方が沢山見ることができますが、斜面にユリ畑が作ってありますのでちょっと足元注意かも。

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前の記事の続き。
菩提樹の香りを堪能した後は、筥崎宮の花庭園でユリを見てきました。

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ここは冬の牡丹で有名ですが、ユリもいろいろな種類があり見ごたえがあります。残念ながら香りを感じられるものはありませんでしたが。

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一番数が多かったのがこの黄色いユリ。育てやすいのでしょうか。

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数は少ないですが赤やピンクのものも。

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実はここの花庭園では「ハカタユリ」という珍しい種類のユリが公開されていた時期があり、今でも見られるのかなと淡い期待を持っていたんですが、残念ながら「大変育成が難しく、現在当園で博多ゆりを見ることはできません」との貼り紙が。

写真では文字が見えづらいと思いますので少し解説しますと、このユリは鎌倉時代に渡来し、まず博多に持ち込まれたので「ハカタユリ」の名がついているようなのですが、繁殖力が弱く病気にもやられやすいので現在では絶滅寸前、岐阜県瑞浪市でわずかに栽培されているのみなのだそうです。そこから球根をわけてもらって一時は開花に成功したものの根付かせることはできなかったということのようなのですね。

そして何より、このユリは「香りが良いのが特徴」なんだそうです。これを読んだ瞬間イタリアのマドンナリリーの香りをいまだに引きずっているわたくし一気に頭に血が上り、「岐阜?瑞浪市ってどうやっていくの?とりあえず飛行機!!」と燃えあがったんですが帰宅して調べたらどうやら福岡市植物園にもあるらしい。そして今年も普通に開花しているらしい。よかったまたやらかすところだった。
植物園のハカタユリを見に行ったらまた記事にしますね。

おまけ:

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筥崎宮の境内には「あじさい園」がありますが、ユリの花はここにはありません。ユリのある「花庭園」は境内を出て地下鉄の駅の近くです。お気をつけください。
私はよく考えずこの2つが同じものだと思い込んであじさい園の方に入ってしまいまして、ここにユリがあるわけじゃないんだと気づいた時の絶望(しかも別料金)と言ったらそりゃあもう!折角なのであじさいの方も堪能してからユリ見に行きましたが。運動不足なので丁度よかったわ!
こんなバカな間違いをやる人もそうそういないかと思いますが念のため。

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少し暇が出来たので、先日菩提樹を見に行った恵光院さんにもう一度お邪魔してきました。こないだはあまり開いていなかったのでやや不完全燃焼な気分だったのです。

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かなり咲いています。香りも前回より強くなっています。
これで満開かと思ったら5~6分咲きとのこと。案外花期が長いです。

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蜂が結構いました。そういえば菩提樹からとった蜂蜜なんてのもありましたね。蜜の多い花なんですね。
蜂が落とした花は持って帰っても良いそうなので少し拾いました。

この時期は参拝以外の訪問者も多いんだろうなあと思っていたら恵光院さんのFacebookにこんな投稿が。

 

今朝は快晴〜朝から参拝者で賑やかな境内です。※カメラマンに一言‼️花のお写真撮る前に、仏様にお詣りいたしましょう。本堂内にはこの時期限定で、大きな涅槃図ご開帳しております。

Posted by 菩提樹の花薫る寺・恵光院 on 2015年6月3日

…。そうですよね。お寺なのですからまずは仏様にご挨拶ですよね。私は花しか目に入らず、帰り際に軽くお参りしただけでした。反省です。
異教徒でもそういった礼儀は尽くさなければなりません(異教徒だからこそ、かも知れませんね。最近おかしな事件を起こしたのがいますから)。

帰りには筥崎宮の花庭園でユリの花を見てきました。
長くなるので別記事にします。

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実家でくちなしが沢山咲いていたので摘んできました。とても甘いけど上品で清楚な香りです。
全部摘んでいいよと言われたんですが、蚊が出てきたので5分くらいで撤収。

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それでも結構採れました。

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どの部分に香りがあるかがわからないので長めに摘んできたんですが、正面から見るより意外に大きい、というか横に長い花です。
後ろ部分、萼筒というんでしょうか、そこが長いんですよね。ここがくちなしの実になるところです。
この実を乾燥させると鮮やかな黄色の着色料となり昔から料理に使われてきました。一番に思い出すのはお正月料理の栗きんとんです。母が手作りしていた頃はいつもくちなしの実で黄色く仕上げていました(ちなみに今は調理済みのものを購入しています。もう面倒だそうです)。漢方生薬の一つでもあります。

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例によって無水エタノールに浸けます。
思ったより花の量が多かったので案の定エタノールが足りない…。

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もうちょっとどっかになかったっけ?この辺で買うとしたら一番安いのはどこ?などとモタモタしていたらエタノールに浸かっていない部分の花がどんどん黒くなってしまい、慌てて一番近くの薬局で無水エタノールを補充しました。中途半端にアルコールを加えたことで酸化が促進されてしまったのでしょうか。香りには影響がないと信じたい…。

写真で茶色い液体みたいに見えているのは、黒くなった花の色が反射しているためです。実際のチンキにこんな濃い色が出ているわけじゃありません。

ホワイトリカーで試すことも考えたのですが、私がこういうの作って何に使うかって結局は香水なわけですから、アルコール度数が低い酒類はあまり適していないんですね。化粧水にしたり内服したりといった目的でしたら良いだろうと思うんですが。

どのくらい香りが出てくれるかは賭けなんですが、しばらく様子を見たいと思います。

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