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まだハッカ油の話題続きです。しつこくてすみません。
それだけいじり甲斐のあるネタだと思ってください。

注意して使いましょう、ペパーミント精油(1)
注意して使いましょう、ペパーミント精油(2)
注意して使いましょう、ペパーミント精油(3)
注意して使いましょう、ペパーミント精油(4)

さて、以前のエントリでG対策にハッカ油を室内に撒く方がいらっしゃるけれども個人的にはあんまりお勧めしないよというようなことを述べてきました。その理由のひとつ、「床材などの塗料をはがしてしまうかも」に関するお話です。

精油は基本的にガラス瓶(それも遮光瓶)でしか保存しません。プラスチック類を溶かしてしまう可能性があるからです。その作用が一番顕著なのは柑橘系精油でして、オレンジ精油などはその作用を応用して油汚れ系の洗剤に使われているくらいです。

では今まで気にしたことがなかったけれど、ペパーミント精油やハッカ油ではどうなんだろう?と試してみましたのが以下の写真。

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発泡スチロールに1~2滴落として、溶けるかどうか試してみます。右がハッカ油、左がペパーミント精油です。発泡スチロールは押入れから掘り出してきたものですが、鋏を使わずに手でぶち切ったのでお見苦しくてすみません。

150819_02

落としてから10分足らずでどちらも穴があきました。
これがオレンジ精油なら10分なんていわずに落とした瞬間からみるみるうちに大穴、という感じなんですがペパーミントやハッカの場合はもう少しだけ緩やかです。しかし十分「床や壁への原液散布はお勧めしない」といえる破壊力ですね。

もちろん発泡スチロールを溶かすから直ちに住居の塗料に影響がある、とは言い切れないでしょう。しかし大丈夫という保証もないわけです。どのくらいの量なら、どういう塗料なら、とかいう資料もないんです。

もちろんメーカーに訊いたってわからないと思います。そういう用途の為に作ってるんじゃないですから。知りたければ自分でひとつひとつ検証していくしかないんです。人体への影響も怖いですが、大事なお住まいの床や壁が一部だけボロボロになってしまうのも悲しいですよね。

高濃度での直接散布はとりあえず止めましょう。コットンにふくませてガラスの皿に入れて置いとくなんてどうですか?(陶器のお皿は釉薬への影響がないとも限らないのでお勧めしません)
上の写真のガラス皿は実験器具のシャーレです。シンプルだし丈夫なのでひとつ持っているといいですよ。東急ハンズなどで買えます。

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ハッカ油を切らしていたので今朝近所の薬局で買ってきたんですが、ちゃんとドロッパーがついているのがありがたい。健栄製薬さんすごい。


ハッカ油P 20ml 505円


プラナロム ペパーミント 10ml 3672円

アマゾンではハッカ油505円って安いなあ。近所の店では同じものが800円くらいしましたよ!
20mlも入ってこの価格なんだからみんながハッカハッカ言うのがわかる気がします。
プラナロムのペパーミント精油は10mlでこのお値段ですものね…(まあそれでもこちらの方を使わねばならぬ局面というのがあるのですよね。仕事にしていると)。

また続いています。ハッカ油のこと。
やはり気をつけて欲しいです、薬局方のハッカ油
ハッカ油はどのようにして作られるのか
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実家で山椒の実を収穫してきました。赤く完熟しています。
緑色の未熟果はぬか床を作っている母のお友達に分けたんですが(そして時々美味しく漬かったキュウリなどいただくという嬉しい連鎖)、上の方で採りきれなかった残りが完熟してこのように赤くなりました。

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赤い実というのは何故か心躍るものですねえ。

今回は香りを採るというより料理に使ってみたいのでこのまま乾燥させてコショウみたいに挽けばいいのかな、などと思っていたんですが、ちょっと調べたら果皮と種を分けないといけないらしい。種が入ったままじゃ食感がよくないとか、油分を含んでいるので酸化してしまうとか(油分ってもしかしたら精油?)らしいです。
もちろんひとつひとつ手作業でやるしかないので実はけっこう面倒かも。まあそういう作業も嫌いではないんですが。

乾燥したら種がはじけていくみたいなので少しずつ果皮と種を分ける作業をやっています。香りは山椒の葉よりマイルドで爽やか。また途中経過アップしますね。

今回とても参考になったのは京都の風連堂さんのサイト。赤山椒が専門のお店です。
山椒専用乾燥機があるなんてさすが専門店。見てみたい。私はいつもの食器乾燥機で乾かすしかないんですけどね。

余談ですが、山椒の木というのは植え替えがしにくいのだそうですね。実家では種が落ちて発芽したのが何本もあるので欲しい方にお分けしたのですがどれも枯れてしまったとか。
じゃあそもそもウチにあるこの木はどこから来たのかと母に聞きましたら、どうやら実家が建つ前、この一帯が雑木林だった頃からあったらしいとのことでした。我々よりずっと古株なわけだ…。

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終戦の日に寄せて、いつもとは少し毛色が違うお話です。

とあることから「松根油(しょうこんゆ)」というもののの存在を知ったのは昨年の末。このブログをお読みくださっている中にもご存知の方は少ないかもしれません。

松根油はクロマツやアカマツなど松の木から採取される油でありますが、アロマテラピーや化粧品、調剤に使われるものではありません。なんと戦闘機の燃料として使う計画があったのです。第二次大戦末期の物資が不足する中、石油の代替として注目され各地で採油が行われました。労力として駆りだされたのは「銃後」を守る女性や子供、高齢者たちでした。
国を挙げての大プロジェクトであったらしく、ポスターまで製作されています。燃料問題が深刻化していたことがうかがえます。

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全村をあげて松根油赤だすき 松根油緊急増産運動(垂井町文化財アーカイブ)

松根油の作り方には二通りあったようです。
まず、文字通り「松の根」から採取する方法。古木の切株(できれば伐採してから10年以上経ったもの)を掘り起こして細かくした後、乾留という方法で油を抽出するやり方です。水を使わず蒸し焼きにし、出てきた蒸気を冷やして液化させます。

樹木から採油する場合、材料を細かくする作業が必要です。先日見学した内野樟脳さんでは大きなカッターでチップにしておられましたが戦時中はそういう設備もなく、すべてが手作業だった様子が記録に残っています。食料も乏しい時代に大変な重労働であったのは想像に難くありません。
切り株は伐採してから古ければ古いほど採油率が良かったようです、根の部分に精油が集中しているのでしょうね。しかしそのうち古い切り株だけでは足りなくなり新しい根や生木、杉やヒノキの古株まで使い森林の荒廃が拡大してしまう結果となりました。

参考:
松根油(しょうこんゆ)を訪ねて(ハリマ化成グループ)
松から油 駆り出された「銃後」(東京新聞)
松根油は語る(日本空襲と原爆)

※余談ですが、樟脳も火薬の発火剤として軍事利用されていた、西日本にクスノキがやたら植えられているのはその名残だ、とある講演でお聞きしました。本当に使えるものなら何でも使った時代であったのですね。

もう一つ、松脂(まつやに)から油を採取する方法がありました。
松の木の表面に傷をつけるとにじみ出てくる樹液(松脂)をとり、蒸留、精製する方法です。詳細な製法は不明ですが、もしかしたら私たちの知る樹脂系精油と似たような作り方なのかもしれません。

これらの油は一括して「松根油」と呼ばれていたものの、厳密には松の根を乾留したのを「松根油」、松脂から精製したものを「松精油(しょうせいゆ?)」という区別があったそうで、品質としては松精油の方が上、生産量としては松根油の方が多かったと書かれています。

松の木に刻まれた戦争(二〇世紀ひみつ基地)
赤松のまだ傷癒えぬ終戦日(二〇世紀ひみつ基地)
アカマツに刻まれた戦争のあだ花(カフェ「道みち」)

この松脂を採取した跡は現在でも見ることができます。古木が残っているような松林に行くと根元に近いあたりに下向きの矢印のような傷がある木がそうです。私も一箇所それらしき傷のある松を見つけましたが、あまり良い写真が撮れていなかったので掲載は見送ります。

キャンパスにある松脂採取の痕(西南メモリアル)
松根油採取あと(虹の松原七不思議の会) ※PDFファイル

多くの人が大変な思いをして作られた松根油でしたが、当初の目的であった戦闘機の燃料として実用に供されることはついにありませんでした。油を採っただけでは駄目で、燃料となるにはそれから様々な工程を経なくてはならないのですが、そのための設備が整わないうちに終戦となってしまったのです。内地でガソリンと混ぜて試験飛行に使ったという記録はあるそうですが、質が悪くすぐエンストするのでパイロットからは嫌われていたのだとか。

松の他にも、サツマイモなどの農産物を発酵させてエタノールを採取し、燃料に使おうとした動きもあったようです。それにより日本酒や焼酎などの酒造場が燃料工場への転換を強いられました。

参考:
●未知なる燃料を芋に求めて(生化夜話)

どのやり方にしても戦闘機一台飛ばすのに恐ろしく沢山の原料を必要とし、そして工程はすべて人力でまかなわれなければならず到底現実的とは言えません。にもかかわらず大真面目に実行しようとしていたところに戦争の狂気を感じてしまいました。

このような歴史を調べるたび、我々がアロマテラピーやハーブにうつつを抜かし、オーガニックとかなるべく自然のものをとか言ってられるのは戦争や軍事紛争に縁のない社会と高度な経済成長あってのことなのだなと痛感します。
蒸留所を見学してはしゃぎ、安酒ながらも楽しく酔っぱらうことのできる幸せを噛みしめ、すべての国に平和が訪れることを願ってやみません。

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さて、ペパーミントのお話しつこく続きです。

注意して使いましょう、ペパーミント精油(1)
注意して使いましょう、ペパーミント精油(2)
注意して使いましょう、ペパーミント精油(3)

前回まではハッカ油(ペパーミント)をえらく危ないものみたいに書いたかもしれないので一応フォロー的なエントリ。使うのならまあこのくらいの量だったら安全かな、という具体的なレシピを書いてみました。参考にどうぞ。

ただし、前にも書きました通りペパーミントは結構禁忌の多い精油です。これらは健康な(持病のない)成人を対象としたレシピです。
以下の方々にはお使いいただけません

・妊婦、授乳中の方
・小さいお子さんのいらっしゃるご家庭
・高齢者
・てんかんの持病のある方
・高血圧の方
※その他の持病のある方も慎重にお願いします。場合によっては医師にご確認ください。ハッカやペパーミントに含まれるケトン類は中枢神経に作用します。

また、このレシピを利用したことによって蒙ったいかなる不利益にも私は責任をとれません。まとめサイトやバイラルメディアへの無断転載はお断りしておりますが、もし、十分な注意喚起なしに違法に転載された当レシピによって利用者に何らかの被害が及んだ場合も同様とさせていただきます。ご了承の上お使いください。

ちなみに私は高血圧症なのでパウダー以外のレシピは現在は使っておりません。(今より)若かりし頃、血圧が高くなる前にやっていたレシピが基になっています。精油の使いすぎで高血圧になっちゃったというわけではないのでご心配なく。体質的なもののようですから(酒のせいだろ、と叫んでいるそこのあなた、ちょっとツラ貸しなさい)。

使用精油はペパーミントかハッカ油のみ。
少しアロマの知識がある方はお手持ちの精油とブレンドしても構いませんが、その分ペパーミント(ハッカ油)の量は差し引いてください。

●お風呂
浴槽の大きさにもよりますが最大5滴くらい。
そのまま垂らさず、重曹大さじ2杯くらいに垂らして混ぜてなじませ、お湯に入れてからもよくかき混ぜてください。お湯はできるだけぬるめにするのがポイントです。私は猛暑の夏には温水プールくらいのぬるさのミントバスにはいっていました。
一般に精油は長期にわたって同じものを使い続けるのはよくないといわれています。あまり頻繁にハッカ油のお風呂につかるのはやめてください。3日続けて入ったら2日休むくらいにしておいてください。


パックス重曹F 2kg

●ジェル


健草医学舎 ( KENSO ケンソー ) 基材 ケンソー ジェル・ナチュレ

健草医学舎から出ている無香料のジェル。
こういうものが手に入るのでしたらジェルの塗布もおすすめです。
植物油に希釈するという方もいらっしゃるようですが、べたつくことがあるので私は夏はジェルの方が好きです。

・ジェル10g
・ペパーミントまたはハッカ油 4滴

※よくかき混ぜて遮光容器(透明なものは不可)に入れ、冷蔵庫で保存してください。使用期限は2週間程度です。
デコルテや腕などに薄くのばしてお使いください。皮膚の薄いところには控えめに。一度にたっぷりつけるとかぶれる可能性もありますので要注意。


クリーム用容器 10ml (3個セット)
保存容器はこういうのを使います。安いのでいいから。

●パウダー
汗を吸ってくれてスッキリします。寝る前がお勧め。

・ホワイトクレイ 大さじ2
・コーンスターチ 大さじ2
・ペパーミント精油(またはハッカ油) 7滴くらいまで

※よくかき混ぜて一晩くらい香りをなじませたら完成。寝る前にパフで皮膚につけます。寝具が粉まみれになりますので気にならない方のみ。

●スプレー
汗ばんだ皮膚にスプレーして軽くふきとります。
大量にかけなくてもヒンヤリ感が味わえるのでつけすぎ注意。顔や皮膚の柔らかい部分にはつけないこと。

・無水エタノール5ml
・精製水15ml
・ペパーミントまたはハッカ油 4滴

まず無水エタノールにペパーミントまたはハッカ油を入れてよく混ぜ、そこに水を加えます。水は一番最後です。使用前にもよく振ってください。


遮光瓶 ブルー 20ccスプレー SYA-B20ccスプレー -10本セット-

こちらも使用期限は2週間程度です。必ず遮光のスプレー瓶に入れ冷蔵庫で保存してください。100均のプラスチックボトルでは駄目です。
大さじ1=15ml、小さじ1=5mlです。計量器具がない方、ご参考までに。
上記のジェルもそうですが、冷やしておくことでヒンヤリ感が5倍増しくらいになります。

冷蔵庫保存が面倒とか100均の容器でないと高くつくとかいう人はさっくりあきらめて市販品を使いましょう。涼感スプレーも虫除けも安全で手軽で多くの方のニーズに合うよう作られた市販品が沢山販売されています。そしてそんなにお高くないです。

材料をそろえて一から作る場合、手間もお金も意外とかかるし何より知識が必要です。それと、雑貨として販売されている精油を使って何かあっても誰にも文句は言えません。自己責任ってそういうことです。
アロマテラピーはこれらのことをきちんと理解し、その上で楽しむことのできる人のみに許される趣味だと思います。そうでない人は手を出すべきではないんです。
(偉そうに書いてしまいましたけれど、そこらへんの認識ができてないとやっても楽しくないですよ多分)

なお、ハッカ油の場合、ドロッパー栓(1滴ずつ出るようになっている中栓)がないものがあると思います。傾けたらどばっといってしまいますので、必ずスポイトを使ってください。


生活の木 ミニ・ガラススポイト
無難なのはこういうガラスのスポイトです(使い終わったらアルコールで中を洗います)。


50pcs 3ml スポイト ピペット
洗うのめんどくさい人はこういうポリのスポイトをまとめ買いしておいて使い捨てにするのもありです。あくまで使い捨てです。精油がポリを腐食する可能性があるので使いまわさないこと。
講座などで一度に多種類の精油を使う場合はいちいちスポイトを洗ってられないのでこういうのを使うことも多いですね。

それと(2)の記事で書きましたGさん対策の方ですが、うちにはあんまり出ないので効果を試すことができないし、効き目の方にも疑問を持っていますので具体的なレシピは書きません。ただ前に書いたとおり、ホウ酸団子など「おびき寄せて殺す罠」の傍には撒かないほうが良いと思います。Gさんがどこから入ってくるかわかっていたらその辺に使うといいのではないかと。

ですがもしかしたら塗料などをはがしてしまう可能性もゼロではないので、原液または高濃度で床とか壁に塗ったりするのはやめた方が無難じゃないでしょうかね。柑橘精油みたいにプラスチックを溶かしたりする力は低いようですが、どんなことにならないとも限らないので。
(追記:そう弱くもないようです。続き記事を参照ください)

宣伝:2016年7月6日三上杏平先生にハッカ油についてのお話をお願いしています。

まだしつこく続いています。
注意して使いましょう、ペパーミント精油(5)

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先日のハッカ油やペパーミントの使いすぎについての記事。しつこく続きます。

注意して使いましょう、ペパーミント精油(1)
注意して使いましょう、ペパーミント精油(2)

150806_1

猛暑が続く中なんとか涼しくなりたいという気持ちはわかりますが、大量にお風呂に入れるとか皮膚に塗りたくるとかやってえらいことになったという失敗談が散見されます。

ユニットバスの狭い湯船にハッカ油の中身を全部投入して入浴したら、寒さと痛みに襲われ失禁してしまった。

暑さのあまりハッカ油を体に塗りたくった結果
(togetterまとめでしたが削除されている模様)

リンク先の方々は今は元気みたいだし自虐的に笑いとったりする余裕もあるしで何よりですが、もうちょっと年配だったり血圧高かったりご妊娠中だったりしたら本当に本当に洒落にならないことになってた可能性もあるので本当に注意してください(大切なことなので「本当に」を連打してみました)。

大抵こういう間違いが起きてしまうのはハッカ油が多いみたいですね。ペパーミント精油ではあまり聞かないように思います。ハッカ油の方がずっとお安いので大量使用のハードルが低いのでしょうかね。それと製品によってはドロッパー(1滴ずつ出る中栓)がないものもあるからどばっと出ちゃうのかな。

お恥ずかしい話ですが、私はずっと昔にペパーミントでやらかしたことがあります。ある部位の痛みにとても良く効くので原液塗布(数滴ですが)していたんですが、ある時いつものように痛くなったので塗ってみたところ、おさまるどころか酷くなりのた打ち回ったという黒歴史。こういうものを自己判断で使ってしまうのは本当に怖いなと実感しました。

そもそも薬局方のハッカ油は何に使うために売られているのか、と製薬会社のサイトで調べましたら「矯味・矯臭剤」と掲載されています。

効果効能、用法用量の欄には

芳香・矯臭・矯味の目的で調剤に用いる。
また、ハッカ水の調剤に用いる。

とあり、薬の味や香りを調整するものとして使われるので、一度の使用量は多分ほんのちょっと。大量使用はまったく想定していないのです。参考サイト様

※ハッカ水とはハッカ油を精製水に飽和させろ過したもの。うがい薬などの水薬の矯味、矯臭に使われるのだそうです。作り方は薬局方に記載されていますが一般的にハッカ油2mlに対し水は1000ml。0.2%です。これだけでもすごく薄くして使うものであることがわかりますよね。

あ、それとハッカ油は「第4類危険物」に指定されています。「引火しやすい液体」ということですので火気厳禁です。参考サイト様台所に気軽に撒けるものじゃないんですよ。

そして色々とハッカのことを調べまくってハッカ脳(メンソール)の生成に興味がわいてしまい、北海道の北見ハッカの記念館に見学に行きたすぎてもだえている件。いつか富良野のラベンダー巡りと合わせて行けたらなあ。しかし北見市はちょっと遠いですね。選択肢の一つが札幌から飛行機だったりするんだもんなあ…。

宣伝:2016年7月6日三上杏平先生にハッカ油についてのお話をお願いしています。

続きを書きました。
注意して使いましょう、ペパーミント精油(4)
注意して使いましょう、ペパーミント精油(5)

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数年前にアップして、いまだに夏になると検索での訪問者が多い記事「注意して使いましょう、ペパーミント精油」の続きみたいな内容です。

ツイッターに思いつくまま連投し、その後Facebookにまとめた文章なんですが記録の為にブログにも残しておきます。SNSだと記事が流れていってしまいますから。

今回はG対策にハッカ油やペパーミントを使うことについての注意喚起です。

ちなみに「G」が何の略語だかわからない方はいらっしゃいませんよね?みんなが嫌ってて中には怖がる人もいるあの害虫です。北海道にはいないといわれてるやつ(そのものズバリの名称を書いとけば検索でもっと訪問者が増えるかもしれませんけどね。どうもそれはね。なけなしの美意識でツッパリます)。

G対策にハッカ油とかペパーミント精油をお勧めするまとめをやたら見かけるようになりました。実践してる人も多いようでツイッターのタイムラインにもよく流れてきます。正直なんでここまで?と思います。
実をいいますとうちの協会の精油辞典では昆虫忌避作用を期待される精油の中にペパーミントは入ってないんですよ。まったくないわけじゃないだろうけどもっと効果が強いとされる精油がありますのでね(でもここには書きません。どんな風に拡散されてどんな風に使われていくかわかんないから。自分の生徒さんにはじっくりコッテリお教えします)。

まあ暑い時期にはスッキリしていい香りだし、清潔感もあるのでキッチンに使っても違和感ないしやりたきゃやればいいんじゃない?くらいの気持ちではあるのですが、うちにはあまりGさんが出ないので効果の程は試せていません。

ただ、ホウ酸団子だのGホイホイだのと一緒に使っちゃうのは逆効果じゃないがと思います。これらがGさんをおびき寄せて毒を食わせたり捕獲したりするタイプのものであるのに対し、ハッカ油やペパーミントに期待されるのはGを「寄せ付けない」効果の方なのですから。ホウ酸団子の周りにせっせとハッカ油撒いちゃったりするとGさん食べに来れないんじゃないかと思うんですよ。両方を使おうと思うんなら場所を分けましょう。


【ペパーミント 10ml】[PRANAROM

それとペパーミントは結構禁忌の多い精油です。乳幼児、妊婦、授乳中の産婦、老人、癲癇患者には使用してはならないとされています。もっともこれはボディに塗布する場合の話ですが。だけど香りだけでも影響を受けちゃう人はいますので、密閉した空間で強く香らせるようなことはやめましょうね。赤ちゃんが舐めちゃう可能性のあるところも注意してください。スプレーの場合は広がりますから思いがけないところに成分が残ってる可能性もあります。精油は「副作用のない、いくらでも使っていい自然の殺虫剤」なんかでは全然ないのです。


ハッカ油P 20ml

薬局で購入できる日本薬局方のハッカ油と、アロマショップで買えるペパーミント精油は原料植物、製造法共に少し違います。従って内容成分も同じではありません。この辺も詳しく触れることは避けますが、どちらも赤ちゃんや妊婦さんや病人やお年よりには塗布(入浴に使うことも)は禁忌、香らせるだけの使い方でも控えめに、と覚えておけば間違いはありません。

検索したら山ほど出てくるアロマで虫対策、みたいなまとめはあんまり信用しちゃ駄目です。素人に毛の生えた程度、という表現がありますが、こういうまとめでは失礼ながら毛すら生えてないんじゃないかと思われるような方も多いですから。信用度は推して知るべし。面倒なのでいちいち突っ込みませんけど。

当たり前のことなんですがどんなものでも利点と欠点があります。なんでも大量に使うのは良くないです。「自然のものがなんでもスバラシイ」わけじゃありません。アロマ講師としては不適切発言かもしれませんが、市販の虫除けや殺虫剤を用法用量を守って使うほうが安全でお手軽って場合もあるんじゃないかなあと思いますよ。

宣伝:2016年7月6日三上杏平先生にハッカ油についてのお話をお願いしています。

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