ハッカ油はどのようにして作られるのか


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前のエントリの続きです。

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ハッカ油の原料となるミントはアルベンシスミント(和種ハッカ)Mentha arvensisと呼ばれます。
乾燥したものを蒸留してアルベンシスミント精油を得ます。これをハッカ油の業界では「取卸油」と呼ぶらしいです。
多くのミントの主成分はモノテルペンアルコール類のl(エル)-メントールですが、アルベンシスミントはその含有量が最も多く、この「取卸油」の状態だとメントールが全体の60~80%を占めます。ちなみにペパーミントMentha piperita精油は30~50%です。

l-Menthol

次にこの取卸油からメントールを結晶化して分離します。冷却するとメントールが固まるので、さらに遠心分離機にかけるなどの処理を行い、固形物と液体に分けます。
精油から一部の成分を固体にして取り出す、というのは樟脳作りのプロセスとも共通しますね。

こうして採れた固形物(結晶)が「ハッカ脳」や「メントール」などと呼ばれるものです。「メントールクリスタル」とか「クリスタルペパーミント」という商品名もあるようですね。純度の高いメントールなので、調剤や食品添加物などに使用されるようです。最近では石鹸づくりの材料としてまとまった量を扱うショップさんも見かけます。

この工程の説明はごくごく簡単なものですので、もっと詳しく知りたい方は下記サイト様をご覧ください。
精製方法(東洋薄荷工業)
栽培と抽出(北見ハッカ通商)

このハッカ脳(メントール)を分離した残りの液体(精油)が私たちの知る「ハッカ油」というわけです。
メントールを分離した後、と言っても全部取り去ってしまったわけではありません。30%くらいはハッカ油中に残っています。もともと全体の60~80%くらいだったメントールの量が半分くらいになったわけです。

またここで一旦切ります。作用と禁忌については次のエントリで触れたいと思います。

宣伝:2016年7月6日三上杏平先生にハッカ油についてのお話をお願いしています。

続きました→ハッカ油の成分、安全性について

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