最近「飲める精油」(ほぼマルチアロマのこと)への疑問に言及される方が増えてきてなんだか心強く感じるようになりましたので、4年くらい前に書いたもののしばらくして消してしまったエントリを再アップします。
もともとは一つの記事でしたが自分でも呆れ果ててしまったくらいに長いのでいくつかに分けました。不要部分は削除し、若干の加筆修正を加えてあります。
アロマのお仕事をされてない方にはあまり面白い内容ではないと思います。申し訳ありません。
当時たまに読んでいたブログで「セラピストさんにぜひ受けてほしい手技」の特別セラピーをやると紹介されていたのでリンク先に飛んでみたら典型的なマルチ商法(MLM/ネットワークビジネス)アロマの手技(もちろん原液塗布アリ)で、がっくりきてナンデヨリニヨッテコレナンデスカ…となって書いたものでした。
マルチ商法とはネットワークビジネス、マルチレベルマーケティング(MLM)とも呼ばれ、連鎖販売取引の形で物品の販売を行うビジネスのことです。商材は健康食品などが多いですが、アロマ用品を取り扱うところもあり、日本にも何社か入ってきています。
このビジネス形態に多くの問題点が指摘されていることはもとより、アロマテラピーにおいて独特の理論、手技を展開していることが多いので、私が主催する勉強会ではマルチ商法関係者のご参加をお断りしています。
特徴的なのが精油の原液を大量に背中に滴下して「浄化」と称する手技です。1回の使用量は40~50滴に及ぶとか。
ちなみにうちでは全身のトリートメントでも精油の使用量はトータルで6~8滴程度。これを30ml程度の植物油で「希釈」してトリートメントするのです。よそのサロンさんでもそれほど比率は変わらないはず。
そうやって薄めたものを塗布するのが普通である「精油」を原液で直接滴下する。
しかも量は40~50滴。
これだけでもマルチの手技の異質さが理解いただけるかと思います。
私だけでなく、ちゃんとアロマテラピーを勉強してきた人々はマルチの会社が提唱するアロマテラピーの理論を好ましくないものと認識しています。
それはどうしてなのか、個人的な見解ではありますがなるべく整理して述べていきます。
(続きます)
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