昨日の記事で書きましたハカタユリを見に福岡市植物園に行ってきました。
このユリ、原産国は中国で安土桃山時代くらいに日本に渡来しており、「ハカタユリ」の名はまず博多に入ったのが最初だからとのこと。博多でたくさん咲いていたから、じゃないんですね。もしかしたら生育に適している土地ではなかったのかも知れません。
ハカタユリがあるのは「紅葉樹園」のゾーンです。
展望台前広場の近くにも数本ありますが、今の時期あまり人が行くことがない紅葉樹園の方に下っていくと、もう少し広範囲で植えられているのを見ることができます。
「テッポウユリに似た花」とありましたが、確かに良く似ています。咲き始めはやや黄色がかっていてこの時に芳香があるとのこと。開いていくと白っぽくなりますが、香りも薄れていくとのこと。
なるべく黄色味を残している花を選んで香りを試してみたのですが、涼しげで甘い良い香りではあるものの、かなり弱いです。これから精油を採取するのは溶剤抽出であっても難しそうと思ってしまうくらい薄い香りです。香料を集めていた頃はもっと強い香りであったのでしょうが、現代では栽培が難しくなってしまったこのユリ、咲くだけで御の字というべきかも知れません。
種の保全のため、植物園では近隣の園芸愛好家の方に球根を分け育ててもらっているそうですから、ひょっとしたらそういうところで育ったものものには香りの強いものがあったりするかも知れませんね。
派手な花ではありませんが、形も色も清楚で個人的にはとても好みのユリです。茎が細く葉も小さめのところがイタリアのマドンナリリーを思い出させてくれて好ましいです。あとは香りがもう少し強ければ言うことないんですけれど。
まだ蕾がありましたのでこれからしばらくは花が楽しめると思います。広場より紅葉樹園の方が沢山見ることができますが、斜面にユリ畑が作ってありますのでちょっと足元注意かも。
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