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なにやら私にしてはバタバタした日が続き、またしつこい夏風邪に悩まされていることもありましてブログ更新滞っております。
先日見学させていただいた内野樟脳さんのことも早く書きたいのですが、多分早くて来週あたりになると思います。時間の使い方が上手にならないといけませんね。

そんな中ですが、北海道からラベンダー生花が無事届きまして現在祭り中です。

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やっぱりラベンダーの香りって良いですね!精油の香りが苦手な方も、生花の香りならOKだったりするようですよ。ああ北海道行きたかったなあ…(まだ言ってる)。

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相変わらずヘタクソですがクラフト作りもやっています。
ラベンダー生花の蒸留もお楽しみいただけます。詳しくはこちらをご覧ください。

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●ナードジャパン認定 アロマ・アドバイザー養成クラス生徒募集中です。
マンツーマンのフリースクール制ですのでお仕事が忙しい方でもご自身のペースで勉強していただけます。トリートメントや精油の割引、アロマ本の貸し出し等各種特典もあり。
無料説明会も随時承っておりますのでお気軽にどうぞ。
詳しくはこちらから

すいませんけど無断転載はおやめくださいね
(念のためしばらくこちらからもリンクしておきます)

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7月4日にファーム富田さんの創業者富田忠雄氏が亡くなられていたとのこと。
Facebookのコメントで教えていただきました。ずっと体調を崩しておられたのか、急なことだったのかはわかりませんが、これから見ごろを迎えるおかむらさきは少しでもご覧になっていたでしょうか。

北海道でのラベンダー栽培の始まりは1930年代、第二次大戦前のことでした。もちろん観賞用ではなく、香料採取を目的として植えられたのです。
当時経済的にあまり強い立場でなかった日本が良質な香料を入手するために国内での生産を目指したのだと聞きます。大戦をはさんでその動きは活発になり、富良野地方ではたくさんの農家がラベンダー栽培をはじめ、1970年に生産量はピークを迎えました。
当時はあちこちにラベンダーの蒸留所があったのだそうです。叶うことならその時代にタイムスリップして蒸留所をめぐりたいものですね。

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富田氏が中富良野でラベンダーの栽培を開始したのは1958年のこと、当時の畑は「トラディショナルラベンダー畑」という名前で今も残っています。

しかし国産ラベンダー精油の隆盛は長くは続きませんでした。安価な外国産精油や良質な合成香料に押され、北海道産のラベンダーは急激にその流通量を減らしていきます。同じような化粧品ができるのなら安い材料の方がいいですものね。当時は「国産」「とか「天然」ということに価値を見出す人も少なかったでしょうし。
そして1975年、ピークだった1970年の5年後には北海道のラベンダー栽培はほぼ終わりを迎えてしまうのです。

多くの農家が他の作物に鞍替えしていくなか、富田氏はラベンダーの畑を維持し続けました。
一度はつぶしてしまおうとトラクターを乗り入れたものの、ラベンダーが踏み潰されるバリバリという音が「悲鳴のように聞こえ」、「わが娘を手にかけているような錯覚を起こし」、それ以上進めることができなかったと著作に書かれています。

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トラディショナルラベンダー畑の前にある看板です。トラクターでつぶそうとしたのはここだったのでしょう。特徴ある文字はおそらく富田氏の直筆だろうと思います。
(画像をクリックすると拡大します)

1976年に当時の国鉄のポスターにラベンダー畑の写真が使われたことから存在が知られるようになり、香料用から観光のための花畑へと形を変えていくこととなりました。
ファーム富田さんのサイトできっかけとなったポスター写真を見ることができます(ページの真ん中あたりです)。

ファーム富田さんの最寄り駅はその名も「ラベンダー畑駅」といいます。周囲は見事なまでになんにもない、畑の真ん中の無人駅です。ここは中富良野のラベンダー畑を訪ねるためだけに作られ、夏の観光シーズンには臨時列車が停車するたびにたくさんの人が乗り降りします。
その周辺だけあまりに人が多いので選挙カーがやってきて候補者が演説を始めたこともありました。週末には畑へ向かう道路は渋滞で悩まされるのだそうです。

富良野へは海外からも観光客がたくさん来られます。特にアジアからのお客さんが多いので、コンビニのおばさんも駅員のおじさんもとりあえず客には英語で話しかける、みたいな光景が珍しくないほどです。
そういう状況を俗っぽいと嫌う人もいるでしょう。私もどちらかというと人ごみ好きじゃないので、誰もいない静かな畑でラベンダーを堪能できればどんなにいいかと思います。

しかし今の日本で、これだけ多くの人を集められる、これだけの観光の目玉になるハーブって他にはありません。それは純粋にすごいことだと思います。尊敬の念を抱かずにはいられません。

富田氏に関する本で入手可能なのは今のところ下記の2冊のようです。


わたしのラベンダー物語 (新潮文庫)

富田氏の自伝。私が持っているのは2002年に出た文庫版ですが、もともとは1999年に書かれたもののようですね。


富良野ラベンダー物語 岡崎英生 (著)

こちらは2013年に刊行されたもの。富田氏ではなく別の方が著者です。
時代背景などはこちらの方がより詳しく書かれています。

これらを読みますと、とても「熱い」お人だったようで、ラベンダーへの情熱が伝わってきます。
晩年はアロマ環境教会の顧問をなさっていたようで、どこかで講演をお聞きするチャンスがないかしらと思っているうちに天国へ行ってしまわれました。安らかに眠られますようお祈り申し上げます。

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ラベンダー祭りのお知らせです。
今年の夏は北海道ラベンダー弾丸ツアーに行けないわたくし、日々Facebookにポストされる富良野や美瑛の風景を見て気も狂わんばかりに身悶えておるわけですが、ラベンダー生花だけはいつも通り佐々木ファーム(彩香の里)さんに注文しました。
行けない分、生花をたっぷり楽しみたいと思います。

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ここで育ったラベンダーさんがやってくるわけなんですよ!

今年はいつものバンドルズ作りに加え、ラベンダーの蒸留をお楽しみいただけます。
開催期間はラヴェンダーの到着より1週間程度です。花がなくなるか、もしくは茎が乾いてきてクラフトに適さなくなったら終了です。
発送日指定が可能なお店ですので16日に開始できるよう発送をお願いしていますが、なにぶんにも生ものですから確定と言うわけではありません。若干のズレも考えられますのでご了承ください。

かすみ屋のクラフトワークショップ/ラヴェンダー祭り
開催期間:2015年7月16日~24日くらいまで お好きな日時をご指定ください。
定員:お1人様からお受けいただけます。2~3人のグループでのお申込も可能です。
場所:Aromahausかすみ屋 福岡市中央区大名(詳しい住所はご予約時に)
所要時間:2時間~3時間程度

●ラベンダー・バンドルズ作り 3500円
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ラヴェンダー・バンドルズとは花をとじこめるように茎を折り曲げてリボンを通す、ユニークな形のクラフトです。欧米では昔からシーツやハンカチの引き出しに入れ、香りを移すために使われてきました。
茎が柔らかくないとできないものですので、もともとは生花を収穫できる人だけの贅沢でした。一年のうち、この季節でしか楽しめないものです。生の花を使いますので、うっとりするようなさわやかな香りに包まれます。出来上がってからはもちろん、作る過程も楽しめるクラフトです。

・ラベンダー蒸留体験 4000円
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生のラベンダーを贅沢に蒸留してしまいます。小さな蒸留器ですから精油の採取は無理かと思いますが、採れたハーブウォーター(ラベンダーウォーター)はお持ち帰りいただけます。化粧水などにお使いいただけます。生花とはまた違った蒸留中の香りもお楽しみください。

※バンドルズと蒸留体験の両方をご希望の場合は少しだけの割引ですが6500円となります。この季節、ラベンダーをたっぷり楽しみたい方は是非!

ご予約はメールフォームにご希望のワークショップ(バンドルズ作り/蒸留体験/両方 のいずれか)をご記入の上、ご希望日時、お名前、メールアドレス、念のために携帯電話の番号をお知らせください。折り返しお返事差し上げます。

短い期間ですが、初夏の香りをご一緒に楽しみましょう。
皆様のご参加をお待ちしております。

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前のエントリとは日程が前後してしまいますが、大阪の勉強会アロマフィールズさんで長島司先生のLLiオイル講座に参加してきました。

LLiとは「Liquid-Liquid-infusion」の略。
植物の油溶性成分を液体同士の性質を利用して植物油に移行させインフュージョンオイルを作る製法です。具体的には無水エタノールで作った植物チンキからインフュージョンオイルの濃縮版みたいなエキスが採れるのです。
チンキのままだと石鹸やクリームなどには使いづらいんですが、この製法でやれば植物の有効成分を効果的に取り出せて、かつ「油に溶かすことのできる液体」になるわけですね。

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チンキに植物油や水を加えて攪拌したところ。
黄色いのはカレンデュラ、グリーンはローズマリーなんですが何だか別の美味しそうなものに見えてきたという声がちらほら。

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最終的には専用のろ紙で濾して出来上がり。
このろ紙には決まった折り方があるのですが不器用な私はどうしてもきちんと折れずここが一番の難関だったという…。情けなや。
ちなみに、こんなのみんな簡単にできてるのかなーと帰宅して検索してみましたらたたみ方がたくさんヒットしましたので私だけではないんだなと少し安心しました。

ろ紙など少し道具が必要となりますが、蒸留器や特殊な溶剤を使わずに手軽にできる手法ですので、これから色々試してみたいなと思ってます。早速使い切れず物置に眠っているチンキの棚卸しから…(なんかいらんもの見つけ出して余計な手間がかかりそうではありますが!)

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綺麗なピンクの花びらがクール宅急便で届きました。
静岡県の鍋島ハマナス園さんのハマナスです。通販されているのをFacebookで知り慌てて注文しました。

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ハマナスRosa rugosaはこんな花。北海道でよく見かけましたが、九州には入ってきていないらしく福岡では辛うじて植物園で咲いていました。あまり暑いところが好きじゃない植物のようですね。

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とりあえずは蒸留、話はそれからだ、と蒸留器に移しはじめたのですがなんとまあ素晴らしい香り!ダマセナやセンティフォリアにも劣らぬ優雅でふくよかな香りです。ここは何処?まるで天国!と浮かれまくる我が身のお手軽さ。

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花びらの下の水(沸騰させて蒸気にする水ですね)に色がついてきました。蒸留しているとこの水に植物の色素が落ちて染まるのですが、びっくりするくらい綺麗なピンク色です(この部分は大抵その晩のお風呂行きとなります)。

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蒸留の残りの花びらでも色々作りました。水に浸けただけのフレーバーウォーター、無水エタノールのチンキ、五島の椿油を使った浸出油、右端のはおまけにいただいたローズマリーとタイムのフレッシュハーブをオリーブオイルで漬けたもの。なんか料理に使います。
チンキはアルコールを注ぐとみるみる色が薄くなりました。色素が抜けたんでしょう。香りがうまく出てくれると良いのですが。

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しばらく前のこと、「お風呂用」と銘打ったバラの生花を買いました。そのままお湯にうかべて優雅な気分にひたってください、というものなんでしょうが残念ながら香りが弱い。多分農薬などかけずに育ててあるのだろうに勿体無いな、ということでバスポプリを作ることにしました。

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乾かすと嵩がだいぶ減りピンクが濃くなります。湿度が高かったせいか黄ばんでくるのも早いようです。

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完全に乾いているように見えても湿気が残っていることがありますので、緩い熱を当てて仕上げます。これは何度か登場している 食器乾燥機。食器以外のものを乾かすのに人気という不思議な機種です(レビュー参照のこと)。
写真の為に蓋を開けています。すっかり乾いてコーンフレークのようにパリパリになるまで熱を当てます。

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ポプリは必ず何種類かのハーブやスパイスを混ぜて作ります。
今はあまり使われなくなった言葉ですが、ポプリの和訳は「雑香」と書くんです。つまり「色んな香りが混ざり合ったもの」がポプリなのですね。ですから一種類だけのドライハーブではポプリと呼べないわけです。たまにラベンダーなど一種類のみのドライを「ポプリ」と称して販売されているショップがあったりしますが、実はあれは間違いです。

今回は先日ドライにしておいたレモンバームとカモミールを混ぜます。バラのドライとの割合は3:1:1くらいでしょうか。

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ダイレクトに広口ビンに詰めつつ精油を垂らします。ベルガモット、ゼラニウム、サンダルウッドを各3滴ずつくらい加え、木のスプーンで軽くかき混ぜます。

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このポプリはお風呂に使うつもりなので、荒く砕いた岩塩も混ぜました。写真ではちょっとしか入っていませんが、このあともっと沢山入れています。

5日~1週間程度香りをなじませて完成です。
お風呂に入れるときには一掴みくらいの量を布に包みますが、オーガンジーで作った袋なんかに入れると雰囲気が出て楽しいです。思ったより沢山出来たのでしばらく楽しめそうですね。

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昨日の記事で書きましたハカタユリを見に福岡市植物園に行ってきました。
このユリ、原産国は中国で安土桃山時代くらいに日本に渡来しており、「ハカタユリ」の名はまず博多に入ったのが最初だからとのこと。博多でたくさん咲いていたから、じゃないんですね。もしかしたら生育に適している土地ではなかったのかも知れません。

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ハカタユリがあるのは「紅葉樹園」のゾーンです。
展望台前広場の近くにも数本ありますが、今の時期あまり人が行くことがない紅葉樹園の方に下っていくと、もう少し広範囲で植えられているのを見ることができます。

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「テッポウユリに似た花」とありましたが、確かに良く似ています。咲き始めはやや黄色がかっていてこの時に芳香があるとのこと。開いていくと白っぽくなりますが、香りも薄れていくとのこと。

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なるべく黄色味を残している花を選んで香りを試してみたのですが、涼しげで甘い良い香りではあるものの、かなり弱いです。これから精油を採取するのは溶剤抽出であっても難しそうと思ってしまうくらい薄い香りです。香料を集めていた頃はもっと強い香りであったのでしょうが、現代では栽培が難しくなってしまったこのユリ、咲くだけで御の字というべきかも知れません。

種の保全のため、植物園では近隣の園芸愛好家の方に球根を分け育ててもらっているそうですから、ひょっとしたらそういうところで育ったものものには香りの強いものがあったりするかも知れませんね。

派手な花ではありませんが、形も色も清楚で個人的にはとても好みのユリです。茎が細く葉も小さめのところがイタリアのマドンナリリーを思い出させてくれて好ましいです。あとは香りがもう少し強ければ言うことないんですけれど。
まだ蕾がありましたのでこれからしばらくは花が楽しめると思います。広場より紅葉樹園の方が沢山見ることができますが、斜面にユリ畑が作ってありますのでちょっと足元注意かも。

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前の記事の続き。
菩提樹の香りを堪能した後は、筥崎宮の花庭園でユリを見てきました。

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ここは冬の牡丹で有名ですが、ユリもいろいろな種類があり見ごたえがあります。残念ながら香りを感じられるものはありませんでしたが。

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一番数が多かったのがこの黄色いユリ。育てやすいのでしょうか。

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数は少ないですが赤やピンクのものも。

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実はここの花庭園では「ハカタユリ」という珍しい種類のユリが公開されていた時期があり、今でも見られるのかなと淡い期待を持っていたんですが、残念ながら「大変育成が難しく、現在当園で博多ゆりを見ることはできません」との貼り紙が。

写真では文字が見えづらいと思いますので少し解説しますと、このユリは鎌倉時代に渡来し、まず博多に持ち込まれたので「ハカタユリ」の名がついているようなのですが、繁殖力が弱く病気にもやられやすいので現在では絶滅寸前、岐阜県瑞浪市でわずかに栽培されているのみなのだそうです。そこから球根をわけてもらって一時は開花に成功したものの根付かせることはできなかったということのようなのですね。

そして何より、このユリは「香りが良いのが特徴」なんだそうです。これを読んだ瞬間イタリアのマドンナリリーの香りをいまだに引きずっているわたくし一気に頭に血が上り、「岐阜?瑞浪市ってどうやっていくの?とりあえず飛行機!!」と燃えあがったんですが帰宅して調べたらどうやら福岡市植物園にもあるらしい。そして今年も普通に開花しているらしい。よかったまたやらかすところだった。
植物園のハカタユリを見に行ったらまた記事にしますね。

おまけ:

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筥崎宮の境内には「あじさい園」がありますが、ユリの花はここにはありません。ユリのある「花庭園」は境内を出て地下鉄の駅の近くです。お気をつけください。
私はよく考えずこの2つが同じものだと思い込んであじさい園の方に入ってしまいまして、ここにユリがあるわけじゃないんだと気づいた時の絶望(しかも別料金)と言ったらそりゃあもう!折角なのであじさいの方も堪能してからユリ見に行きましたが。運動不足なので丁度よかったわ!
こんなバカな間違いをやる人もそうそういないかと思いますが念のため。

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少し暇が出来たので、先日菩提樹を見に行った恵光院さんにもう一度お邪魔してきました。こないだはあまり開いていなかったのでやや不完全燃焼な気分だったのです。

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かなり咲いています。香りも前回より強くなっています。
これで満開かと思ったら5~6分咲きとのこと。案外花期が長いです。

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蜂が結構いました。そういえば菩提樹からとった蜂蜜なんてのもありましたね。蜜の多い花なんですね。
蜂が落とした花は持って帰っても良いそうなので少し拾いました。

この時期は参拝以外の訪問者も多いんだろうなあと思っていたら恵光院さんのFacebookにこんな投稿が。

 

今朝は快晴〜朝から参拝者で賑やかな境内です。※カメラマンに一言‼️花のお写真撮る前に、仏様にお詣りいたしましょう。本堂内にはこの時期限定で、大きな涅槃図ご開帳しております。

Posted by 菩提樹の花薫る寺・恵光院 on 2015年6月3日

…。そうですよね。お寺なのですからまずは仏様にご挨拶ですよね。私は花しか目に入らず、帰り際に軽くお参りしただけでした。反省です。
異教徒でもそういった礼儀は尽くさなければなりません(異教徒だからこそ、かも知れませんね。最近おかしな事件を起こしたのがいますから)。

帰りには筥崎宮の花庭園でユリの花を見てきました。
長くなるので別記事にします。

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実家でくちなしが沢山咲いていたので摘んできました。とても甘いけど上品で清楚な香りです。
全部摘んでいいよと言われたんですが、蚊が出てきたので5分くらいで撤収。

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それでも結構採れました。

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どの部分に香りがあるかがわからないので長めに摘んできたんですが、正面から見るより意外に大きい、というか横に長い花です。
後ろ部分、萼筒というんでしょうか、そこが長いんですよね。ここがくちなしの実になるところです。
この実を乾燥させると鮮やかな黄色の着色料となり昔から料理に使われてきました。一番に思い出すのはお正月料理の栗きんとんです。母が手作りしていた頃はいつもくちなしの実で黄色く仕上げていました(ちなみに今は調理済みのものを購入しています。もう面倒だそうです)。漢方生薬の一つでもあります。

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例によって無水エタノールに浸けます。
思ったより花の量が多かったので案の定エタノールが足りない…。

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もうちょっとどっかになかったっけ?この辺で買うとしたら一番安いのはどこ?などとモタモタしていたらエタノールに浸かっていない部分の花がどんどん黒くなってしまい、慌てて一番近くの薬局で無水エタノールを補充しました。中途半端にアルコールを加えたことで酸化が促進されてしまったのでしょうか。香りには影響がないと信じたい…。

写真で茶色い液体みたいに見えているのは、黒くなった花の色が反射しているためです。実際のチンキにこんな濃い色が出ているわけじゃありません。

ホワイトリカーで試すことも考えたのですが、私がこういうの作って何に使うかって結局は香水なわけですから、アルコール度数が低い酒類はあまり適していないんですね。化粧水にしたり内服したりといった目的でしたら良いだろうと思うんですが。

どのくらい香りが出てくれるかは賭けなんですが、しばらく様子を見たいと思います。

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... "くちなし摘みました" を続けて読む

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