ここ数年、お屠蘇は京都のお香屋さんで買うことが習慣化していたのですが、購入できない年もありどうするかなあとなったのがきっかけ。どこかで調達しようかと探していた時に、ハーブやスパイスで作るレシピを見つけました。
美味しい!ハーブのお屠蘇で新年を迎えましょう♪
そうかなるほど、自分で作ってみる手もあるんだなあ。これは楽しそう。
もちろんちゃんと屠蘇散を作ろうと思ったら漢方薬にも使われる材料が必要になりますが、そもそも「長寿を願って飲む縁起物で、健康に良い薬草酒」と考えるならば、手近にあるハーブ類を使ったって良いわけです。家族以外誰に飲ませるわけでもありませんし。
上記リンク先で必要とされている材料は以下の通り。
・シナモン 1〜2本
・カルダモン 4粒
・オレンジピール 小さじ1
・ブラックペッパー(粒のまま) 小さじ1/2
・ジンジャー 小さじ1
・クローブ 4粒
ハーブ好き、料理好きであれば常備されているか入手にそれほど苦労しないものばかり。うちにはオレンジピールがなかったので柚子の皮(生)で代用しました。それとジンジャーもドライではなく生のスライスです。量も厳密に計らず、このくらいでいっか~、な感じ。
それからハーブティー(今年はエルダーとミント)のティーバッグも一つプラスします。これがうちの基本レシピ。そして普通は日本酒で作るのでしょうが、私は白ワイン(しかも辛口)に漬けてしまいます。正統派のお屠蘇からは遠ざかる気がしますが単に自分の好みというだけの理由…。
写真は一昨年に作ったものですが、ローズヒップも加えていますね。それとレモングラス。こんな感じで自分の好きなものやその時あるものを加えたりするので、タイトル通り「こまけえこたあいいんだよ」なお屠蘇になるわけです。
さらに、運転する家族や未成年者のためにノンアルコールワインでも作ります。むしろこちらがメインな感じ。最近はこういうものが手に入れやすくなったのでとても楽になりました。数年前まで取扱店をメーカーに問い合わせてたりしてましたからね。
同じ材料でも漬ける液体の違いでかなり味が異なります。ノンアルコールワインだと柚子の風味がふんわりと漂いジュースに近い味わい、ワインで漬けたものは皮やスパイスの苦みが出て「お屠蘇」らしくなります。
甘いのがお好きな方はドイツワインで漬けたり、ハチミツなどを加えても美味しいかもしれませんね。簡単にできるなんちゃってお屠蘇、よかったらお試しください。